自分で決められない。思考に絡みつく見えない糸の解き方

こちらの記事は専門家の解説ではありません。一般人の体験談です。
医療の助けが必要な方は、病院の先生に相談してください。

とうふで

こんにちは!とうふでです。

『自分で物事を決める』というのは、人生を歩む上で必須のスキルとなります。
ですがそのスキルは年齢や立場と比例して身につくものではありません。
私もうまく決断できないことがしばしばあります……。

ですが、少しずつ分かってきたこともあります。
今回は私なりの思考に絡まる糸の解し方を紹介していきたいと思います。

 この記事はこんな人にオススメ
  • 自分の考えに自信が持てない人
  • 誰かの許可がないと物事を決定できない人
目次

なぜ自分で物事を決められないのか

自分で物事を決められない理由は人それぞれだと思います。
私が思いつくのは以下の通りですが、当てはまるものはありますでしょうか。

【自分で物事を決められない理由】

  • 考えるのが面倒だから
  • 自分の決定に責任を持ちたくないから
  • 過去に自分の意見を否定されて、自信が持てなくなったから

次に、理由の裏に隠れている心情を見てみます。※あくまで筆者の場合です。

【自分で物事を決められない理由+心情】

  • 考えるのが面倒だから
    →心情:他人と意見がズレていた時、すり合わせるのが面倒
  • 自分の決定に責任を持ちたくないから
    →心情:自分の決定のせいで誰かに迷惑をかけたくない
  • 過去に自分の意見を否定されて、自信が持てなくなったから
    →心情:誰かに意見を否定されて辛い思いをしたくない

書き出してみると、心情には共通して『自分の考えが間違っている』という前提が含まれていました。
つまり自分で物事を決めることに恐怖感があるのだと、私は考えます。

そもそも自分を考えが正しいと考えられていたら、悩むことなどありません。

では『自分の考えが間違っているかも』という恐怖をどのように解していけばいいのか。
次の章で解説します。

自分で物事を決める方法

とうふで

自己流の解決方法になりますが、紹介させていただきます。

自分で物事を決める方法

【手順1】「物事を決めることに恐怖する原因」を書き出す

【手順2】「思考に絡まる糸」の種類を分類する

【手順3】「体験からくる物」を黙って成功体験に変える

【手順 1】「物事を決めることに恐怖する原因」を書き出す

まずはなぜ物事を決めることが怖いのか、その原因について考えていきたいと思います。
原因については人それぞれだと思いますので、以下の手順に従って原因を書き出してみてください。

手順
自分で物事を決定しようとする時、脳裏によぎる対象を明確にする

筆者の場合は「親」と「上司」です。
この記事では、これらの対象を「思考に絡む糸」と表現しています。

手順
「思考に絡まる糸」の何に恐怖して物事が決められないのか原因を書き出す

おそらく「思考に絡む糸」が脳裏によぎる時、「思考に絡む糸」はあなたに何かを見せているはずです。
私の場合は『自分の選択に対し、母が「あなたにはできないわ」と言い聞かせてる姿』をよく見ました。

以下は私の場合 (「親の糸」と「上司の糸」) で手順1を書き出したものです。

「親の糸」の場合

何に恐怖して物事が決められないのか

  • 親に話さず決定する = 親に隠して悪いことをしている気持ちになる
  • 親に話さずに行動し、悪い結果を招いた時の親の視線が気になる
  • 親にバレた時に否定されるのが怖い (ネガティブ発言含む)
「上司の糸」の場合

何に恐怖して物事が決められないのか

  • 上司に相談せず進めた際、成功・失敗に関わらず「相談しなかったこと」を怒られそうで怖い
  • 自分の判断で会社の信用を落としてしまった場合の責任に耐えられない (責任を取らされなくても)

【手順 2】「思考に絡まる糸」の種類を分類する

原因の書き出しが完了したら、次に「思考に絡まる糸」はなぜできたのか考えます。

手順
『物事を決めることに恐怖する原因』が【分類】のどちらにあてはまるのか考える

手順1-2で書き出した原因は以下のどちらかに分類することができると思います。
自分の恐怖が『体験からくる物』か『予測からくる物』か考えてみてください。

【分類】

  • 実際に『言われた』『やられた』過去がある (体験からくる物)
  • 自分が恐れている未来 (予測からくる物)

一例として、「親の糸」の場合で考えていきます。

「親の糸」の場合

何に恐怖して物事が決められないのか

  • 親に話さず決定する = 親に隠して悪いことをしている気持ちになる
    →自分が恐れている未来 (予測からくる物)
  • 親に話さずに行動し、悪い結果を招いた時の親の視線が気になる
    →自分が恐れている未来 (予測からくる物)
  • 親にバレた時に否定されるのが怖い (ネガティブ発言含む)
    →実際に『言われた』『やられた』過去がある (体験からくる物)

【手順 3】「体験からくる物」を黙って成功体験に変える

「体験からくる物」「予測からくる物」の分類が完了したら、「体験からくる物」に注視します。

手順
「体験からくる物」親など「思考に絡まる糸」に黙って行動し、成功体験を積む

『「思考に絡まる糸」に黙って行動』が肝です。
自分だけで判断し、自分だけで物事を進めてみてください。
「多分、うまくいく」レベルから実行するとよいかもしれません。

自分の判断で成功体験を積みましょう。

【注意事項】
『「思考に絡まる糸」の正体に黙って行動』する範囲は、『本来、自分だけで考えて行動したいけど、「思考に絡まる糸」のせいで決められずに苦しんでいるもの』に限ってください。
自分で誰かに相談すべきと感じていることはきちんと相談しましょう。

とうふで

私は母に「あなたに仕事はできない」と言われ続けました。
ですが仕事で自分の判断に従って行動し、結果成功しています (失敗もあるけど)。母の発言が間違っていたとわかってからは、この言葉は怖くなくなりました。

「予測からくる物」については、私の場合「体験からくる物」を成功体験に変えていくうちに恐れなくなりました。
このため「予測からくる物」の克服は時間が解決してくれると考えています。

まとめ

今回は『自分で物事を決める恐怖の解消法 (自己流)』を紹介させていただきました。
冒頭でもお話した通り、私は専門家ではありませんので、医療的な助けが必要な方は病院の先生に相談していただければと思います。

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